人生のこと、考え方

「人生このこと・考え方」Vol.10(「自分の間合」を大切にする)

間合

「人生このこと・考え方」Vol.10(「自分の間合」を大切にする)


これまでの「人生のこと・考え方」シリーズ過去記事はこちらです

間合


今回は私が所属する医局の秘書さんから學んだお話です。
秘書さんは電話に出るときに必ず
「お電話ありがとうございます。●●医局です。」と言って電話に出ます。


「お電話ありがとうございます」とどんな時も言っていることに感心して、
同僚と「すごーい」と騒いでいると、秘書さんが一言
「自分の間合に持っていきたいだけですよ。」
と言いました。それから、
「色んな感情をもった人がかけてくる可能性があるんで、それに巻き込まれないで自分を保つために言ってるんですよ。」
と秘策を教えてくれました。


「間合」という言葉を広辞苑で調べてみると、
 ①何かをするのに適当な距離や時機。あいだ。ころあい。
    例:間合をはかる
 ②舞踊・音曲などで、調子や拍子が変わるときのわずかな休止の時間。
 ③剣道などで、相手との距離。


とありました。


「何かをするのに適当な距離をおく」、これは電話口の相手から適切な距離を置くことで、「自分を守る」ことにつながると思います。
医局の秘書さんの「お電話ありがとうございます」は、例え勇み足で電話をしたとしても、少し立ち止まるのかもしれないと思わせるような声のトーンとスピードです。


私たちの仕事もそうですが、接客業はどうしても、色々な感情、エネルギーを持った人と接することになります。
そこで大切なことの1つとして、「自分の間合を大切にする」ということを今回医局の秘書さんに教えてもらいました。

人との間合だけでなく・・・


これを聞いて、私は「人」との「間合」も大切ですが、それと同じくらい仕事や家庭も含めた「環境」、「風習」、「習慣」などとの「間合」って大切だなぁと思いました。
なかなか「自分の間合」を保つって難しいと思います。
「自分の間合」を主張するばかりでは、相手が困ってしまうこともあると思いますし、この「間合」に対するバランス感覚ってどういう風に身につけてくるものなのだろうか?と疑問に思います。
これまでの「経験」による影響がとても大きいのだろうと思います。


この「経験」に基づいて、私たちの習慣となった「間合」で仕事をしていますが、ちゃんと「自分の間合い」を持っていないと、自分自身が守れなかったりするのですが、「間合い」の取り方がなかなか上手くいきません。
精神面で「間合い」をとるのは、とても難しいと感じます。
そこで、今回秘書さんが教えてくれた方法というのは、精神的にではなく、物理的にカバーする方法で、誰でもすぐにできることで、これは良いなと思いました。


秘書さんの場合は、「お電話ありがとうございます」ですが、「自分の間合い」を生むための、自分用の言葉がいくつかあっても良いかもしれません。
他にも、ゆっくり自分の内側を意識しながら「深呼吸をする」ことは、自分の内に目を向けることで、外向きの意識で相手に巻き込まれることなく、落ち着くことができ、物理的に「自分の間合」に持ち込むことができると思います。


「瞑想」も自分の「間合」を整える良い方法だと思います。
色々な方が「瞑想」は勧めていらっしゃいます。
実は、私はなかなか上手に「瞑想」ができません。
「瞑想」し始めようと思うともう寝てしまうので、ひとまずは、「もう寝てしまう」でも良いと許しつつ、「瞑想→睡眠」をしています。


今回は、「間合」について、秘書さんから思いがけないヒントをもらったので、記事にしてみました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
今回は「間合」について書いてみましたが、私は外来をするとき、医局の仕事をするとき、そしてブログを書くとき、「波動」や「グラウンディング」を意識するように心がけています。
今後、「波動」や「グラウンディング」についても、書いてみたいと思っています。
「自分の間合」を保ちつつ、皆さんが今日も気持ちよく1日を過ごしていただけたらと思います。
素敵な1日を☆
次回もぜひご覧ください。


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ABOUT ME
Dr.K
都内在住の30代女性。 内科医として、西洋医学・東洋医学を学び、現在都内で勤務医をしています。 自身が幼少期から気管支喘息、アレルギー体質であり、また大学時代の左前十字靭帯断裂後手術を受け、そして現在、変形性股関節症と向き合っています。 このブログでは、私自身が抱える健康問題に関して、西洋医学・東洋医学・代替療法・民間療法・スピリチュアル的なアプローチなど、興味が湧き、自分で納得したものを取り入れ、その結果をシェアしていきたいと思います。ゆくゆくはHolistic(ホリスティック)医学(=人間をまるごと全体的にみる医学)を提供できる医師を目指しています。