変形性股関節症のこと

変形性股関節のこと Vol.17(「股関節の痛みふたたび」その原因は?)

「股関節の痛みふたたび」その原因は?

変形性股関節のこと Vol.17(「股関節の痛みふたたび」その原因は?)

股関節がまた痛み始めた


9月の中下旬頃から、朝晩が冷えるようになってきました。
冷えは関節痛を持っている身にとってはなかなかこたえます。

そんな季節の変わり目ごろから、順調だった私の股関節が再び痛むようになってきました。
ここのところ、エゴスキューのEサイズのおかげでずいぶん痛みを感じない生活を送ってきた私にとって、この股関節の痛みは久しぶりで、あまり喜ばしいものではありませんでした。

エゴスキューって何?という方は、「変形性股関節症のこと」Vol.10(エゴスキューとの出会い)をご覧ください。


ただ、あれだけ良くなってきていた股関節が痛み始めたということは、改めて生活の中で改善した方が良いものがあるというサインなのだろうと思っています。
そしてそのサインが何かということは、自分でも薄々感じています・・・。

イタム君うなずく


今回は、股関節痛に対して想定できる原因を考えみたいと思います。

原因として思い浮かぶのは?


今の私の状態は・・・、
職場の環境が比較的自分にとってはストレスとなっていることもあり、心身共にベストの状態ではないように思います。
そんな中で、ここ2ヶ月ほどで思い当たる節としては・・・

✔︎ マインド食べして体重が増加してきている。
✔︎ ストレスを感じ始めると、自分自身を大切にしにくくなる。
✔︎ 丁寧に暮らしていない。
✔︎ 冷えを感じつつも、湯船に入らずシャワーで済ませる日が出てきた。
✔︎ 朝のエゴスキューを惰性でやっている面があった。

各々の原因の内容は・・・


✔︎マインド食べ
マインド食べについては、以前にも記事に書いたことがあります。
私はストレスがたまってくると、食事量と食事内容、部屋の掃除に反映されることが多いので、割とわかりやすいです。

以前マインド食べについて書いた記事はこちら


心身ともに調子が良い時は、あまり食べなくても満たされて平気なのですが、ストレスがたまった時は、どんどん食べるようになります。
それも、炭水化物を食べたくなります。

最近は「干し芋」とケロッグの「玄米フレーク」がブームです。

エゴスキューを始めて4kgほど痩せていたのですが、体感では2kgほど戻ったように感じます。
この2kgほどが意外と股関節も含めて、体に影響しているのでは?と感じます。
やはり物理的に体重が軽いと体は楽でした。

これは、あくまで自分の主観で何の根拠もないのですが、糖質を食べすぎて体重が増加すると、関節周囲が錆び付いたような動きになります。
油をさしたくなる感覚です。体重だけではなく、糖質過剰も原因なのではないかと思っているのですが、どうなのでしょうか。

✔︎ストレスを感じ始めると、自分自身を大切にしにくくなる。
これは、食生活とも結びつく話なのですが、「体に良いものを食べよう」や「添加物が沢山入ったものを取らないようにしよう」や「甘いものを控えよう」というのは、常々大切にしています。
ストレス下にあると、自分自身が大切にしているものを「あえて大切にしなくなる」ようになってしまいます。
理屈ではわかっているのに、見てみないふりをしているかのようです。

疲れれば疲れるほど、ジャンクフードを食べたくなったりという経験ありませんか?
本当に不思議です。
ストレスってそれほど脳にとっては、非常事態なのかもしれません。
長期的なことより目先の快楽!!みたいな状態なのでしょうか。

✔︎丁寧に暮らしていない。
エゴスキューで以前指摘されてから、立ち方や歩き方など、丁寧に意識しながら生活できていたのですが、痛みが減ってくると調子に乗って、すっかり意識しなくなっていました。
思えば、昔の癖の方がずーっと長く私と生活を共にしてきたので、調子に乗るとすぐに昔の癖に引っ張られてしまいます。
やっぱり新しい癖は意識し続けなければならないのだと痛感しました。
そして、股関節痛が出てから初めて受診した整形外科で、すぐに手術の説明を受けるほど変形している左股関節なので、ちょっとサボってしまうことが、痛みに繋がりやすいだろうなぁと感じます。

✔︎冷えを感じつつも、湯船に入らずシャワーで済ませる日が出てきた。
私は夏場も含めて、ほぼ必ず湯船に浸かるのですが、冷え始めた頃、面倒になってシャワーで済ますことが2、3度ありました。
冷え始めてからの出来事だったので、我ながら「よりによって、このタイミングじゃなくても・・・」と思ってしまいます。

冷えの痛みがある場合は、できる限り湯船は入っておいた方がよいと自分は感じるので、また毎日湯船に浸かる生活に戻しました。
(必ずしも、絶対湯船に入らないといけない!というわけではありません。疲れすぎて、手短にしたい場合や、お風呂に入らず先に眠った方が良い場合もあると思いますので、自分の生活スタイルに合う形で良いと思います!!)

✔︎朝のエゴスキューを惰性でやっている面があった。
結局これも、「丁寧に暮らしていない」と共通するのですが、エゴスキューをなんだか惰性でやっていました。
それまでは、エゴスキューで変化していく体が楽しくて、毎日きちんと意識をしながらできていたのですが、ここのところ「毎日、終わらせる」ことに意識が向いていました。
本当はエゴスキューは、脳と筋肉をつなげていく作業なのに、まるで「考えずに筋トレをする」ようなエゴスキューの目指すところではない方法になっていました。

イチローのルーティン


原因となりうる生活習慣を列挙してみました。
皆さんには、この長い文章を読んでいただいて本当に申し訳ありませんでしたが、読んでいただいてわかるように、変動要素が多い!ことがわかります。
一つ一つ改善を図るとしても、原因となりうるものがこれだけあれば、実際に何が影響していたのか、はっきりとわかりません。

そんな中、先日知人と話していてヒントをもらいました。
それは・・・
2019年3月にマリナーズを引退したイチロー選手のルーティンの話でした。

イチロー選手のルーティンとして有名なものは

✔︎ 打席の入り
✔︎ ネクストバッターズサークルでのストレッチ
✔︎ 睡眠時間
✔︎ 食事(カレー)
✔︎ 道具を大切にする(バット、スパイク、グローブ)
などなどがあります。


恥ずかしながら、以前の私はこれらのルーティンに対して、あまり深く考えずに「げん担ぎ」かなくらいに捉えていたのですが、知人がこのルーティンのことを話している時に、今の自分の状況と比べてみて、イチロー選手のやり方は「変動要素が少なくなる」と思いました。
このルーティンはげん担ぎどころか、究極の自己管理だったことに気がつきました。(気づくのが遅い・・・)
ルーティンとして毎日同じことをやっていると、変化に早めに気づけます。

それから、野球をやる上で「野球」を主役にして、野球に不利益となるストレス源は徹底的に減らしていく!ということをテーマにしたルーティンになっていて、とても参考になります。
また、「道具を大切にする」ことも含め、とっても丁寧に自分の生活をつくっていらっしゃる印象です。

私も、ここまで厳密なルーティンでなくても、ある程度仕事をする日のルーティンを決めてみようかなと思い始めたところです。

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
股関節がまた痛み始めたことは正直少しショックでもありますが、そこにはそれなりの原因があり、大事に至る前に、私が丁寧に暮らしていく気付きを与えてくれたのだろうと思っています。
また、少しずつ暮らしを整えていこうと思っています。

次回は、エゴスキュー5回目について書こうと思っています。
ぜひご覧ください。よろしくお願いします。


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ABOUT ME
Dr.K
都内在住の30代女性。 内科医として、西洋医学・東洋医学を学び、現在都内で勤務医をしています。 自身が幼少期から気管支喘息、アレルギー体質であり、また大学時代の左前十字靭帯断裂後手術を受け、そして現在、変形性股関節症と向き合っています。 このブログでは、私自身が抱える健康問題に関して、西洋医学・東洋医学・代替療法・民間療法・スピリチュアル的なアプローチなど、興味が湧き、自分で納得したものを取り入れ、その結果をシェアしていきたいと思います。ゆくゆくはHolistic(ホリスティック)医学(=人間をまるごと全体的にみる医学)を提供できる医師を目指しています。