変形性股関節症のこと

変形性股関節のこと Vol.13(「エゴスキュー」3回目)

エゴスキュー3回目

変形性股関節のこと Vol.13(「エゴスキュー」3回目)

今回のブログはこれまでの「変形性股関節症 Vol.1~12」の続きになります。
「変形性股関節のこと」シリーズVol.1はこちら
前回の記事「変形性股関節のこと Vol.12」はこちら

エゴスキュー2回目が終わってから


エゴスキュー2回目が終わり、少し強度が上がった新しい「E-サイズ メニュー」を持ち帰りました。
次回のエゴスキュー3回目は4週後です。
また毎日朝40分間のエゴスキュー生活が続きます。
2回目の「E-サイズ メニュー」は1回目のメニューとはターゲットの筋肉がまた違うので、体が新しい変化にすぐに反応するのがわかります。
股関節周辺の筋肉を徐々に強くしていく感覚がありますが、いわゆる筋トレのように回数も負荷もかけていくものではないのが不思議です。
1つ1つの「E-サイズ」は本当に短く、あっという間に終わります。少しずつ少しずつ、筋肉を目覚めさせていくという表現がぴったりです。
1回目のエゴスキューから5週間、毎日継続(1日だけ、寝坊しました涙)したおかげで、朝40分間エゴスキューを行うのがしっかり習慣化されていたので、今回は4週間毎日欠かさずに実践することができました。

エゴスキュー3回目①


エゴスキューは、セラピストさんを自分で選ぶことができません。
指名制ではない理由としては、様々なセラピストさんがそれぞれの視点で見てくれることで、新たな発見があるからということです。
セラピストさん自身が体験してきた体の不調や、クライアントを通して経験してきたことをもとに、セラピーを行うことを考えると、指名制でないのはとても良いと思います。


3回目は、また新たなセラピストさんでした。
私は、1、2回目を終えて、体が大きく変わったこと、痛みから解放されとても感謝していることを伝えました。
そして気がついたら腰痛は全くなくなりました。
ふと思い立って、股関節以外に、これまでの人生で自分の体はこういうものだと諦めてきた、問題点を伝えてみました。
その問題点は、
①アキレス腱が硬いのか、かかとをつけて体育座りができないこと。
②足の裏に「うおのめ」ができやすいこと
です。
どちらも、自分自身の体の特徴としてもう諦めていた問題点です。
ただ、エゴスキューはかなり体が変わるのを体感していたので、「もしかしたら、この2つも何とかなるかも」という期待が生まれてきたのです。


するとセラピストさんは、「その2点も今後の目標にしましょう。体の使い方を見てみますね。」と言ってくれました。
もしかしたら、生まれてからずっとの悩みが今後解決していくかもしれません。
またこの2点に関しては、ブログでもご報告していけたらと思っています。

スポーツをやってきた方は要注意?!


セラピストさんとの話の中で、興味深い話になりました。
私は、中学時代と大学時代に運動部に入っていたので、筋肉はややある方で、筋肉があることはどちらかというと体にとって「有利」に働くことかと思っていました。
しかし元々運動部だったりである程度筋肉をもったことがある人が「就職したり、何かしらの理由で運動をしなくなった状態」が続いた時が、一番痛みが出やすいと教えてもらったのです。
しっかり鍛えた筋肉は使えている間は問題ないのですが、使わなくなってしまった筋肉が硬く縮んでしまい、骨を引っ張って歪みの原因となってしまうようです。


極端な話をすると、「生まれてから運動をせず、生活の中で必要な筋肉だけを装備している人」の方が、「運動しなくなること」による痛みの出現のリスクは低いようです。
これは、正直目からウロコでした。
運動し続けて、機能的に筋肉をもつ分には、もちろん大丈夫です。

エゴスキュー3回目②


エゴスキュー3回目の大きな収穫は、私の「歩き方の癖」と「変な重心のかけ方」でした。
私は比較的ガニ股傾向で歩くので、そのガニ股歩きの影響で、体重移動の度に股関節に負荷がかかってしまうために、それを回避するためにさらに歪みが出て・・・という悪循環になっていました。
毎日朝の「E-サイズ」でかなり体は変わってきていましたが、「歩く」ことは毎日毎日、欠かさないので、せっかく体を変えてきても「歩き方」がそのままだととてももったいないと思いました。


私の足の親指付け根の骨が妙に浮いていることを指摘してもらいました。「外側に重心を置いていないか?」と尋ねられました。
その問いかけで思い出したのですが、いつ頃からか覚えていませんが、私は髪を乾かしたり、歯を磨いたりする時など、立っている時に小指側に体重をかけて内側を浮かせて立っていることが多いです。おそらくいつかの冬に足の接地面を減らす時に始めてそのまま習慣になってしまっていたように思います。


習慣は毎日の積み重ねになるので、良くも悪くも体に大きな影響を与えます。
今気づいたのはありがたいこと!ということで、私は普段の歩き方と立ち方を意識するようにしてみました。


エゴスキュー3回目では、体育座りができないのは、前脛骨筋が硬くなっているからではないか?ということで、硬くなった前脛骨筋を重点的に行うような「E-サイズ メニュー」を組んでもらいました。
前脛骨筋だけでなく、下腿三頭筋(ヒラメ筋、腓腹筋)をターゲットにした「E-サイズ」も入っていました。



また、新たな発見をしてもらい、その発見を「E-サイズ メニュー」に加えてもらい、今回もどのように体が変わっていくのかワクワクします。


痛みから解放されていくにつれ、完全ではありませんが、「イタム」君と会話できる日が増えてきました。
ある日のこと、イタム君に聞いてみました。
このお菓子食べても良い?
「いいけど、2つまでね?」とか、「食べない方が良いよ!ーってすでに食べてるー」とか。
睡眠が足りない時は、「睡眠が足りないと股関節痛くなるよ?」とか、そして翌日本当に痛くなります。
イタム君にも相談して、日々過ごしていますが、身体と精神のバランスが取れているときだけしか、相談できません。
そういう時はきっと、私に自分の体と対話する余裕がないということなのでしょう。
これからはイタム君ときちんと対話できているのかも確認していきながら生活していきたいと思っています。



今回もお読みいただき、ありがとうございました。ちょうどエゴスキュー3回目が2020年8月5日でつい最近のことです。
エゴスキュー3回目のメニューを始めて1週間ですが、すでにふくらはぎの形が変わってきたように思います。
「え?たった1週間でそんな大げさな」と思われるかもしれませんが、体感できる体の変化の早さもエゴスキューの特徴なのかもしれません。
今後、もしかしたらまた違う股関節に対するアプローチ法と出会うかもしれませんが、今は、この「E-サイズ」を生涯続けていくことになるのかな?と思ったりしています。
今の生活は、痛みは全くゼロではありませんが、ほぼ気にならないくらいまで改善し、この2ヶ月半の変化に本当にびっくりしていて、感謝してもしきれないです。
さらに、30代のうちから運動の習慣を持てたことで、長い目で見ると、変形性股関節症で痛みが出たことがかえって吉と出るかもしれないと思っているところです。
変形性股関節症のおかげで、良いことづくしです。
そして、股関節が痛んでからのブログを書いてきましたが、ついに、ブログが現在に追いつきました。
これまでは今までの経験をもとに書いていましたが、これからも、まだまだ変形性股関節症のこと、それから私の目指す「Holistic(ホリスティック)医学」への果てなき旅は続いていきます。これからもご覧いただけたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします。


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ABOUT ME
Dr.K
都内在住の30代女性。 内科医として、西洋医学・東洋医学を学び、現在都内で勤務医をしています。 自身が幼少期から気管支喘息、アレルギー体質であり、また大学時代の左前十字靭帯断裂後手術を受け、そして現在、変形性股関節症と向き合っています。 このブログでは、私自身が抱える健康問題に関して、西洋医学・東洋医学・代替療法・民間療法・スピリチュアル的なアプローチなど、興味が湧き、自分で納得したものを取り入れ、その結果をシェアしていきたいと思います。ゆくゆくはHolistic(ホリスティック)医学(=人間をまるごと全体的にみる医学)を提供できる医師を目指しています。