「人生のこと・考え方」 Vol.3(顕在意識と潜在意識①)
これまでの「人生のこと・考え方」シリーズ過去記事はこちらです
「潜在意識と顕在意識」に触れる理由
最近、スピリチュアルのことや現実で起こることを考えていると、理屈ではわかっているつもりのスピリチュアル界での理想と、現実社会のリアルとはまだまだ距離があるように感じます。
いわゆるスピリチュアル関連で成功している人の話はとても説得力があり、納得できる部分はとても多いのですが、いざ現実世界の自分自身が生きている場において、実践しようとすると、多少自分の感情を抑えたりしなければスピリチュアル界の理論を当てはめきれないことが多いように思えます。
例えば、「自分自身がずっとポジティブで過ごすことで、映し出される現実もポジティブな世界になる」というお話を聞いたとします。聞いた後すぐは「納得!ポジティブで過ごそう」と勇んで現実に臨むのですが、その途端に、自分が苦手とする現実がやってきてポジティブな反応ができないようなことも起こるわけです。
「ネガディブになったー!これは、一体どうしたら良いのやら?」と思うこともあります。
私は単にネガティブな感情にふたをして、無理やりポジティブになろうといったことではなく、その現実に向き合った時の感情と思考とを分けて考えて、整理していく必要があると感じたのです。
そこで、今回から「感情と思考について」考えてみようと思います。終わりまで書き終わってアップせず、その日その日で書いていく予定です。
どこに到着するか、現段階で予測不能なのですが、トライしてみます。よろしければお付き合いください。
現段階で、「感情と思考について」自分なりに納得のいくまとめの材料となりそうなのが、今回のテーマである「潜在意識と顕在意識」です。
今回まずは「潜在意識と顕在意識」に着目していきます。
潜在意識と顕在意識
一言で潜在意識と顕在意識とは何かを伝えるとしたら、
「潜在意識=無意識」
「顕在意識=意識」
と言うとイメージしやすいかもしれません。
また、よく例えられる話ですが、「潜在意識と顕在意識」は氷山に例えられることが多いです。
顕在意識は論理的に考え、理性や知性、意志や判断力を司っています。
物事に意味付けするのも顕在意識によるものです。「左脳の働き」に近いと思います。
そして、この顕在意識は図のように氷山のわずか10%ほどだと言われています。
一方、潜在意識は感情、感覚、直感、記憶、想像力などを司っています。
潜在意識は顕在意識と異なり、意味付けをしたり判断をしたりすることはありません。ただ、その感情、感覚、記憶があるっといった世界です。
「右脳の働き」に近いと思います。
この潜在意識が90%も占めていると言われているのです。
氷山の絵でみると、潜在意識と顕在意識とは、線引きが容易にできそうなものですが、実際は約10%の顕在意識に対して、無意識下で潜在意識がコントロールしていると考えられており、潜在意識の影響力は大きいと言われています。
上の説明と少し矛盾したことを書きます。
潜在意識と顕在意識は完全に線引くことができず、潜在意識が顕在意識をコントロールしていると書きましたが、一方で、意識は防衛反応の一つとして、潜在意識と顕在意識の境目で、見聞きした情報がダイレクトに潜在意識に入っていくのをブロックしたり、逆に潜在意識に存在する感情、辛い記憶などが簡単に顕在意識に上がってこないようにブロックしたりしています。
ある意味で一線を画しているとも言えます。
線がない面と、一線を画す面とあり、少し理解が難しいかもしれませんが、「基本的には自由に行き来できるが、ところどころに関所が置かれている」といったところでしょうか。
潜在意識と顕在意識は役割が違うので、一つの経験に対しても両方が絡んでいると思います。
私たちは10歳頃から、経験したことは全て、顕在意識を通って、意味付けしながら、感情や感覚とともに記憶に入っていきます。
(10歳頃という年齢については、後で書きます。)
つまり、自分にとって良くも悪くもひっかかるものが、顕在意識を通って意味付けされて、潜在意識の中に刻みこまれます。
よく、なーんにも思わないことはあまり記憶に残っていないように感じますが、それは顕在意識が特別な意味付けをしなかったからかもしれません。(それでも潜在意識の中にはちゃんと記憶として入っています。)
そして、自分たちが経験したこと(感情や記憶)を元に顕在意識の中で、論理的に考えたり、判断したりしているのです。
そう考えると、両者が切っても切り離されないことがわかりますし、「経験を元に」という時には、顕在意識で論理的に考える材料として、潜在意識に蓄積されたものをふんだんに使っていると思います。
また、面白いことに、潜在意識の中の記憶は、再度想起して、顕在意識の意味付けを変えてあげると、最新版にアップデートされて潜在意識にできるようです。
何らかの方法で、記憶にくっついている感情をコントロールし、意味付けを変えてあげると、潜在意識の中の記憶がアップデートされて、これまで辛かったことなども、気にならなくなる可能性があります。
これは、方法さえ合えば、長く悩んできたことであっても一瞬で変わりうる、可能性をもったことだと思います。
世の中の心理療法は、こういうところを整えていくのかもしれません。
子供の潜在意識と顕在意識
大人になると、ある程度は、顕在意識で見聞きした情報が不必要に潜在意識に入るのを防いだり、潜在意識の中にある「辛い記憶」が容易に思い起こされないように防いだりしています。
例えば、エイプリルフールにあたかも本当のようなショッキングな嘘をつかれたとしても、私たちの顕在意識はしっかりと「それは冗談だ」と判断して、潜在意識には「冗談」としてポップなもので記憶に残るので、「辛い記憶」として想起されることはあまりないと思います。
大人になるに連れて、潜在意識と顕在意識の境目は少しはっきりしていくのですが、この境目がはっきりしていくのは8〜9歳だと言われているようです。
この境目がはっきりしてく前(8歳以下)というのは、顕在意識で判断することが少ないため、文字通り「真に受ける」状態で、入ってきた情報はダイレクトに潜在意識に入り込みます。
両親や先生、友達から何気なく言われた一言でも大きく子供心に残ってしまうのは、まだ顕在意識で判断することができないからです。
これは「幼年期のプログラミング」と言われます。
そう考えると、幼少期は冗談でも「あなたは橋の下で拾ってきたのよ」などと言わずに、逆にきちんと、沢山愛に溢れた言葉を伝えると良いだろうと思います。
そして、逆に考えると、幼少期から潜在意識の中にトラウマのようにもつ感情の中には、うっかり真に受けてしまったが、よくよく考えるとそれに支配されるにはもったいない「今現在もネガティブな影響を与え続けている記憶や感情」もあるかもしれません。
そういう側面に気がつき解放してあげるのも一つの方法として良さそうです。
先日、金曜ロードショーで「となりのトトロ」が流れていたので、思わず見入ってしまいました。
ちょうど、この潜在意識と顕在意識について考え始めていた頃なので、思わず、めいちゃんの「THE 潜在意識」な感じに感銘を受け、「トトロも見えるわけだよなぁ」としみじみ思いました。
さつきちゃんは、顕在意識も多くなってきていますが、まだまだ潜在意識の比率が高くなりやすい感じで、子供って素晴らしいなぁと思いました。
「となりのトトロ」は子供の頃見ていた時よりもはるかに今面白く感じます。空想上の動物が出てくるかわいい世界として見ていた子供の頃よりも、今の方がスピリチュアルな感覚に訴えてくるものが多く、見ていて楽しく学べるなぁと最後まであっという間に見てしまいました。
今後、このブログでも「となりのトトロ」で思ったことを書いてみたいと思います。
今回のまとめ
少しまとまりがなく、わかりにくくなってきたので、ここで本日の内容をまとめてみようと思います。
今回も読んでいただいて、ありがとうございました。
「単にネガティブな感情にもふたをして、ポジティブになろうといったことではなく、感情と思考とを分けて考えて、整理していく必要がある」と考えたことから始まった「潜在意識と顕在意識」編です。
今回はまずは「潜在意識とは?顕在意識とは?」という導入部のみとなりましたが、これから、自身が悩んしまうポイントを自分なりに考えていけたらと思っています。
このコロナウイルスの影響で、顕在意識の割合がムクムクと上がっている人も多くなっている印象もあるので、今考えておきたいテーマと思っています。
次回も是非ご覧ください。よろしくお願いします。
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