「人生のこと・考え方」 Vol.6(「ネガティブ」は大切な味方〜「ネガティブ」のおかげで幸せに生きる〜)
これまでの「人生のこと・考え方」シリーズ過去記事はこちらです
まだまだ「ネガティブって良くない」という意識ある
今回は、「人生のこと・考え方」シリーズ Vol.3〜5までの続きのお話になります。
もし、「人生のこと・考え方」シリーズ Vol.3〜5をお読みになっていない方は、是非合わせてご覧ください。
(読んでいただかなくても、このブログだけでも完結します。)
最近よく「自分の意識にあるものが現実化するために、できるだけポジティブにいましょう!!」と言ったことを耳にする機会があり、その度に生活の中で「ポジティブ」で居続けられない自分に対して、「ネガティブに思ってしまった!良くないかな?」などと思ってしまいます。
そういう時にどうしたら良いのだろうか?と考えて始めたものが「人生のこと・考え方」シリーズの「顕在意識と潜在意識①〜③」になります。
考える際の道具として、「顕在意識と潜在意識」を使ってみるとわかりやすいかもしれないという切り口から書いたものになります。
今回は、まだまだ私達のマインドに「染み込んでなかなか消えない」、「『ネガティブ』は良くないこと」という考え方について、考えてみたいみたいと思います。
「顕在意識と潜在意識①〜③」で書いた内容ですが、そもそも感情は潜在意識で発生し、発生した時にはそれらの感情には「良い」も「悪い」もなく、ただ「その感情がある」、というそれだけの状態であり、顕在意識がそれを捉えて、カテゴライズすることで、「良い」や「悪い」、「ポジティブ」や「ネガティブ」という判断をし、「ネガティブ〜」という烙印を押してしまうと考えています。
その考え方をもとにして、今回のブログを書いていこうと思います。
結論からいきます
今の私の考え方をもとにした結論からお伝えします。
それは・・・
「ネガティブ」は「良くない」ことでは決してない!!!むしろ「良いこと」!!!
何だか、「引き寄せの法則」が流行っていて、「ポジティブ」にいなきゃ!と思っている方が増えているのではないかと思う今だからこそ、特に勘違いしてはもったいない気がして、今回「ネガティブ」について書こうと思いました。
結論として書いた通り、「ネガティブ」な感情は決して良くないことではなく、むしろ、「とても良いこと」だと思います。
ただ、「ネガティブ」な感情というのは、人類の「集合意識」の中で「ネガティブ」にカテゴライズされ、マイナスのイメージで塗り固められているため、少し取り扱いは注意が必要だと思います。
「ネガティブ」な感情を味方に幸せになる!!
「ネガティブ」な感情というのは、「感じたらいけない」とか「すぐにポジティブに転換をしなければならない!」といったものではありません。
「ネガティブ」な感情は蓋をして奥にしまってはいけないものだと思います。
「ネガティブ」な感情が出てきた時はまずはその感情をしっかりと受け止め、
「自分はこういう状況で不安(怒り、恐れ、焦り、嫉妬など)が出てくるんだな」
「自分はこういうことをされると嫌なんだ」
「この環境にいると不快に思う」
などといった「ネガティブ」の具体的な内容を、サインとしてきちんと捉え、こういう状況を再現しないように「行動」や「環境」を模索していく糧としていくことが大切だと思います。
これらの「ネガティブ」な感情のおかげで、私たちは「自分にとって不快で落ち着かない」状況を改善していき、どんどん幸せになることができます。
「ネガティブ」な感情がなければ、「自分が嫌なこと・状況」などがわからず、ずっとその状況に止まってしまい、何の発展もしてきません。
人が大躍進をする時に、「感情」というのはとてもパワーになります。
いわゆる「ポジティブ」な感情、「好き」、「楽しい」、「嬉しい」などは、何の疑いもなくパワーになりそうな感じがしますが、実は「ネガティブ」から生まれる打開のパワーというものは、もっと強いのではないかと考えています。
「これが嫌だから、もっとこうしたい!!」
「条件が悪いから、もっと良いところに行きたい」
「不便でしょうがないから、もっと便利になるものが欲しい!」
そういう「ネガティブ」なパワーを味方につけると、次々と状況を打開して、躍進していきます。
例えば、このパワーで戦後の日本人は凄まじいスピードで日本を復興させたのではないかと思います。
「ネガティブ」もウェルカム
こう考えてみると、「ネガティブ」は「変化を苦手とする人類」が積極的に変化しようとする原動力になる、素晴らしい感情ではないかと思います。
「ネガティブな感情」が多いと悩んでいる方に、特にお伝えしたいのですが、「ネガティブ」な要素が多ければ多いほど、この後の人生がより自由で豊かなものになる希望が多いと思います。
「ネガティブ」な感情が出た時に、「うわっ、また得意のネガティブだ、嫌だなぁ」と思っても良いのですが、「ネガティブさんこんにちは。」とご挨拶をして、その後早速「へぇ、私はこれが嫌だったのか、不満だったのか」と具体的な内容を受け取るという行動に出てみてください。
「行動」に出た時点で、「ポジティブ」ベクトルに向かってそのベクトルが現実に反映されるので、「引き寄せる」のも「ポジティブ」なことが多くなります。
「ネガティブ」な感情がある時も、決して悪くはありません。
しかし、現実的には、職場や上司、家庭環境など自分自身ではすぐに変えられないこともたくさんあります。
その中でも、
①「何も行動せず、ずっと漠然と抽象的な「ネガティブ」な感情を変わらず抱き続ける」 のか、
②「「ネガティブ」な感情を具体的にしてしっかりと受け止めて、少しでも「環境や相手に対しての言動を変えてみる」などの動きを作る」 のか、
これらの2つは、どちらもすぐに状況が変わらなかったとしても、その後に大きな違いが出てきます。
②では、気づかない程度の変化であっても、その小さな変化の積み重ねでやがて大きな変化をもたらしていきます。
それでも「ネガティブ」が悪いと思う場合は
最後に、「いやいや、そうは言っても、そういうネガティブな感情を少しでも持ち合わせている時って、ネガティブなことを引き寄せるって言われているよね」という声が聞こえてきそうです。
これについても考えてみようと思います。
まず、「ネガティブな感情を少しでも持っている」イコール「引き寄せの法則で言われるネガティブ」ではない、ということです。
つまり「ネガティブな感情」イコール「ネガティブ」というわけではないです。
例えば、自分の部屋が散らかって汚れているとします。
これを見て、「ネガティブだな」と思ったとします。
そして、「自分の部屋が散らかって汚れいてる」ことを受け入れて、行動をし始めるとします。
もうその行動をし始めただけで、「ネガティブな状態」を脱し始めています。
ところが、自分の部屋が散らかって汚いと思って、その後敢えて「見て見ぬ振り」をするのが「引き寄せの法則」でいう「ネガティブな状態」であると思います。
「ネガティブ」に分類される感情だけでは「ネガティブが引き寄せられる」わけではないと思うのです。
「ネガティブ」な感情に蓋をしたり、見て見ぬ振りをして、「行動」を全くおこさないというのが、引き寄せの法則でみんなが避けたいとする「ネガティブ」な状態ではないかと思います。
なので、大いにネガティブを感じ、ネガティブを大切に向き合うと良いと思います。
なかなかわかりやすい例えが浮かばなかったので、お部屋の掃除に当てはめてみましたが、お部屋の掃除は物理的なものなので、時間が必要だったりして、忙しい日常の中でなかなか思うようにできないこともあるかと思います。
しかし、掃除と違い、「ネガティブ」なマインドに対しては、その瞬間から何か一つ「行動」し始めれば「All OK」だと思います。
時間がかからず、一瞬で「行動」することができます。
それは、「こういう感情が自分の中にあるんだ」、「こういうことが嫌だったんだねぇ」と認知する(=「行動」)で良いのです。
認知することで、「これは自分は嫌だよなぁ」など、これからの行動が連鎖的に変わっていくことが予想されます。
そう考えると、「行動」といってもお金が発生することでもないですし、重い腰を無理やりあげるようなことでもないのでは?と思います。
そして、その時点ですでに「ネガティブ」な状態から脱却しています。
そのくらい、簡単なこととして捉えて良いと思いますし、「ネガティブ」って世間で嫌がられるほどネガティブな存在ではないんじゃないかと思います。
以前、ブログで「3日坊主のススメ」という記事を書きましたが、この「ネガティブ」という言葉がもつ「ネガティブ」さのイメージが重いですね。
当たり前といえば当たり前ですが、「三日坊主」と違って、「ネガティブ」は単語自体が本家本元なので、難しいですよね。
「ネガティブ」な感情の呼び方を、「ペットの名前」みたいな感じでそれぞれつけてあげると、愛着も湧いてそこまで「ネガティブ」な意味を持たなくなっていくかもしれません。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
どうしても「『ネガティブ』が悪いこと」という刷り込みが抜けにくく感じるので、もったいないなぁと思います。
「ネガティブ」な状態で滞留せず、少しでもそこから行動することで、ほんの少しでも「ポジティブ」方向へベクトルを向けると、もう「ポジティブ」の世界の中にいます。
(どうしても「ネガティブ」と「ポジティブ」という言葉を使うと、良し悪しのイメージがセットでついてきてしまいますが、わかりやすいので使っています。「ネガティブ」と思われる状態と、別の角度の方向といったニュアンスでお伝えしたいです。
「ポジティブベクトルの方へ」というとまるで「ポジティブ」が良くて「ネガティブ」が悪いようで、なんとなく腑に落ちません。)
「ネガティブ」についての記事を書くときは(その他の記事もそうですが)、特に自分自身に言い聞かせるように書いています。
今後も、時々自分に言い聞かせたいときも含めて、「ネガティブ」を味方につける!!ことの記事を書いていきたいと思っています。
次回も是非ご覧ください。よろしくお願いします。
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